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【乾坤一筆】日本ハムナイン、北海道民に「勝利へ必死に戦う姿」を見せて

【乾坤一筆】

日本ハムナイン、北海道民に「勝利へ必死に戦う姿」を見せて

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
試合前に募金を呼びかける日本ハム・栗山監督ら

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 壊滅的な被害が出た仙台にはしばらく戻ることができず、東京-名古屋-関西と約2カ月も各地を転戦した。チームみんなが疲れ果て、自宅に戻れない選手たちからは反発も出た。だが、「ワシらは野球選手だ。野球をする姿しか見せられない」と歯を食いしばり、辛い時期を耐えた。選手たちも自問自答しながら、星野氏の言葉についていった。それが13年の初優勝の原動力になったと当時の担当記者としては信じている。

 7年前と同様に、今回の北海道も自然の脅威が人々の生活を奪った。日本ハムナインの中には札幌に家族を残すものもいる。球団職員や道民は今も余震の恐怖と戦っている。日本ハムが札幌ドームで試合を再開するのは14日から。ナインは「被災地のために」なんて、大きな重圧を抱えなくてもいい。ただ、プロとして勝利を求め、最後まで必死に戦う姿勢を見せてほしい。その姿だけでファンは勇気や元気を受け取ってくれる。

桜木 理(さくらぎ・おさむ)

 1978(昭和53)年1月19日生まれ、40歳。広島県出身。近大、いすゞ自動車野球部を経て、2005年からサンケイスポーツ。高校野球、横浜(現DeNA)、巨人、楽天、巨人、日本ハムを担当し、今年3月から運動部デスク。

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