2018.9.7 13:00

【球界ここだけの話(1385)】DeNA・石田、現役引退の広島・新井の助言に感謝する理由とは

【球界ここだけの話(1385)】

DeNA・石田、現役引退の広島・新井の助言に感謝する理由とは

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
DeNA・石田健大

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 広島の新井貴浩内野手(41)が5日に今季限りでの現役引退を発表した。

 記憶に残るのは、ひたむきにプレーする姿だけではない。阪神時代には金本(現監督)からイジられ続け、通算2000安打達成時には広島のチームメートが「まさか あのアライさんが…。」とプリントされたTシャツを着用し“祝福”していた。記者は直接取材をしたことはないが、誰からも愛されるキャラクターであることが分かる。

 そんな新井の人柄に魅了された選手がDeNAにもいる。4年目の25歳、石田だ。新井とは一回り以上も年齢は違うが、同じ広島工高OBだった。広島出身で広島ファンだった石田にとって新井は「ずっと見ていた人」だったが、自身もプロの世界に入り、緊張しながらあいさつに向かうと「とても優しくて気さくな方」になった。

 石田は今季、ラミレス監督からエースに指名されたが、思うような成績を残せずに1軍と2軍を何度か往復。現在は中継ぎに配置転換を指示され、リリーフとして1軍に帯同している。その状況で広島との対戦時にあいさつに向かうと、「僕は敵チームにいるのに、苦しんでいる自分にアドバイスをいただきました」と明かした。

 「誰でも苦しい時はあるけど、そこで心が折れてしまってはいけない。プラスに考えて、次に苦しい時がきたときに、その時期をいかに短くできるかが大切。一流の選手になるためには、それが大事なこと」

 どうすればスランプから復調できるのか必死に考え、練習する。自身の知識の“引き出し”が増えるほど、再び不振に陥ってもその期間を短くすることはできる。

 「正直、今の自分は、どうすれば良くなるのか分からない状況にいます。今年の経験を糧に、早く(状態を)戻せるような調整法を見つけたい」。大先輩も数々の苦境を乗り越えて偉大な選手となった。引退する前に対戦したい。

 「1度でも2度でも新井さんに投げたいです。これまで三振を奪ったことも、ホームランを打たれたのも覚えています。打席ではすごく大きくみえるんです」。感謝の意味を込めた最高の球を投げることが恩返しになる。もう大丈夫です、と伝えたい-。(湯浅大)

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