2018.9.7 08:00(1/2ページ)

【小早川毅彦のベースボールカルテ】引退決断の広島・新井は唯一無二の存在

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

引退決断の広島・新井は唯一無二の存在

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 4日に日本ハム-西武の解説で旭川を訪れ、5日に帰京したばかりなので、6日未明に北海道で発生した地震は人ごととは思えない。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 5日は帰京の途中で、広島・新井の今季限りでの引退を知った。

 8月30日の巨人戦(東京ドーム)の試合前、2人で話をしたばかりだった。その前日に「5番・一塁」で7月24日以来のスタメン出場を果たし、逆転3ランを含む3安打3打点の活躍。「昨日はナイスバッティング! きょうはどう?」と声を掛けると、「体中が痛いですよ。風邪で1、2週間寝込んだあとのようです」と笑っていた。

 これまでは痛くても絶対に「痛い」と言わない選手だったから、おかしいなと思った。打撃練習では久しぶりのスタメンで緊張する小窪をリラックスさせようと、笑顔でやさしくイジっていた。いつもの姿だった。

 彼とは2006、07年に選手と打撃コーチとして、一緒に戦った。とにかく実直、素直、まじめで憎めない。主力になっても、後輩からイジられていた。それでいて、締めるところは締める。こんなリーダーシップの持ち主は、新井以外に見たことがない。良い意味で唯一無二の選手だった。

【続きを読む】

  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 広島
  5. 【小早川毅彦のベースボールカルテ】引退決断の広島・新井は唯一無二の存在