2018.9.6 08:00

【黒田正宏 軍師の断】コイ封じた阪神・岩貞の緩急投球

【黒田正宏 軍師の断】

コイ封じた阪神・岩貞の緩急投球

特集:
黒田正宏 軍師の断
先発の阪神・岩貞=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)

先発の阪神・岩貞=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)【拡大】

 (セ・リーグ、広島3-11阪神、19回戦、広島12勝7敗、5日、マツダ)広島打線を七回まで2本塁打による3失点に抑えた岩貞の投球を素直に褒めたい。

 疲れの見え始めた七回無死。先頭の西川に対して、2球投げた後に捕手・梅野がマウンドに歩み寄った。直後に投げた球が内角へのスライダー。おそらくバッテリーで強気の攻めを確認し直したのだろう。サインでの意思確認ではなく、口頭で伝達することで、より明確にイメージができたのだろう。

 今まで広島に勝てなかった理由の一つが「一辺倒な配球」だった。強力な広島打線は、単調な攻めをすると一気にたたみかけてくる。だからこそ、ポイントはいかに内角を攻めるか。低めでゴロを打たせるか。内外角に揺さぶって、さらに緩急。フルに組み合わせることで狙いを外すことが重要になる。思い切りのいい内角攻めが効果的だったし、低めを投げての2併殺が自身を救った。

 制球がよく、七回まで無四球だったことも好投の要因。この日の投球で広島封じのヒントをつかんだのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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  • 力投する先発の阪神・岩貞=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)
  • 6回、広島・丸に本塁打を打たれ肩を落とす阪神・岩貞=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)
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