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【虎のソナタ】新井、小林繁…それぞれの「引き際の美学」

【虎のソナタ】

新井、小林繁…それぞれの「引き際の美学」

巨人から移籍した小林繁は、阪神の5年間で自分の命を削っていた

巨人から移籍した小林繁は、阪神の5年間で自分の命を削っていた【拡大】

 何が言いたいのか? といえば、ウチの若い連中はカープを語るときにその“心のありよう”をそんな風に表現する。今、まさに旬の味がする赤ヘルの若さ。彼らが新井との絆をとても大切にしていることを柏村記者は強調してきた。

 勝ち進んでいるから良く見えるのか。がんばっているから「まとまりがある」のか? は卵が先か、ニワトリが先か…というようなものだ。今のカープの強さは時間はかかるが背広組とユニホーム組の見事なハーモニーの旋律を感じさせる。

 と、同時に他チームの番記者ではあるが、とにかく常によく取材で走り回っているメディアの記者にも、本人が驚くぐらいのハキハキしたあいさつを自然にしてくれた丸佳浩選手にも“その強さ”が漂っている。

 試合は立ち上がりがいつもフラつく九里がいきなり3連続四球…大山の3ランも出て一回に一挙4点。その裏すぐ広島は鈴木誠也の2ランで接戦にもちこんだ粘着野球はさすがだが、この「あきらめないガッツ」で思い出す投手がいる。

 小林繁-。39年前の1979年のこの9月5日甲子園での対巨人戦で鬼神のごとき“粘投”でこのシーズン巨人に無キズの8連勝した。

 「同情されたくない…」として突然の野球人生の流転…江川卓との交換トレードで阪神に移籍して22勝というドラマを演じた小林繁が、その男の意地をみせた日だ。

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