2018.8.31 12:00

【ダッグアウトの裏側】イチロー、松井らとかかわったマッティングリー監督を悩ませそうな日米野球 4年前は…

【ダッグアウトの裏側】

イチロー、松井らとかかわったマッティングリー監督を悩ませそうな日米野球 4年前は…

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マッティングリー監督(ロイター)

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 日米野球(11月9日開幕)が4年ぶりに開催されることになった。「MLBオールスター」を率いるのが、マーリンズのドン・マッティングリー監督(57)だ。

 「話があったときはうれしかった。日本に行くのがとても楽しみだ」

 現役時代はヤンキース一筋。左投げ左打ちの一塁手で、10代目の主将も務めた。1987年のシーズン6満塁本塁打や8試合連続本塁打は大リーグ記録で、9度のゴールドグラブ賞は一塁手歴代2位。背番号23は永久欠番になっている。

 多くの日本選手とのかかわりもある。ヤ軍のコーチ時代は松井秀喜を指導。コーチと監督を務めたドジャースには黒田博樹、2016年から指揮するマ軍にはイチローと田沢純一がいた。日本メディアの対応にも慣れている。

 筆者が何度も取材した中で興味深かったのが、「両手の第2関節が一直線になるように握らないと柔軟なバットコントロールができない」というグリップ理論。突起部分に合わせて正しい握り方が覚えられるようにグリップ部分をV字型にしたバットを開発、自社ブランドから売り出した。短いバットでティー打撃をさせるなど、監督より打撃指導の方が印象に残っている。

 マッティングリー監督は低迷するマ軍同様、日米野球でも選手起用に頭を悩ませることになりそうだ。MLBアジア地区副社長のジム・スモール氏が「契約の関係で選抜が難しくなっている」と発言。筆者も、米国の関係者から「スーパースターと呼べる選手を何人集められるかわからない」ときいているからだ。

 4年前の日米野球ではプホルス(エンゼルス)やハーパー(ナショナルズ)がメンバーとして発表されながら来日せず、多くのファンを失望させた。今回も辞退者が続出したらファンはもちろん、マッティングリー監督も落胆するだろう。

田代学(たしろ・まなぶ)

サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

  • 2005年、ヤンキースのコーチ時代のマッティングリー氏(左)を取材する筆者
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