2018.8.31 10:00

仙台育英新チーム、センバツへ号砲!雪辱に燃える4番・小濃が本塁打/東北スポーツ

仙台育英新チーム、センバツへ号砲!雪辱に燃える4番・小濃が本塁打/東北スポーツ

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小濃は四回、右翼席へ豪快な駄目押し弾。新チームをバットでけん引する(撮影・井上幸治)

小濃は四回、右翼席へ豪快な駄目押し弾。新チームをバットでけん引する(撮影・井上幸治)【拡大】

 第12回秋季宮城県高校野球中部地区予選本戦順位決定戦(30日、仙台市民)新チームで初の公式戦に臨んだ今夏の甲子園大会出場校、仙台育英は泉松陵を12-2(五回コールド)で下し、秋季県大会(9月15日開幕)の出場を決めた。4番の小濃塁外野手(2年)が、ソロ本塁打を含む2打数2安打2打点。前チームから4番に座る主砲は夏の敗戦の悔しさを糧に、さらなる成長と来春センバツ出場という目標を掲げた。

 8-1とリードの四回無死で迎えた第3打席。内角低めの甘い直球をとらえた小濃の滞空時間が長い打球は、100メートル先の右翼席へ飛び込んだ。

 「夏に負けてから、甘い球を見逃さない意識でやってきたが、しっかりとらえられた」

 今夏までの前チームでも4番を担った主砲は、高校通算4本目の一発に納得の表情を浮かべた。第2打席にも右前打。2四球を含む全4打席に出塁し、大勝に貢献した。

 今夏の甲子園初戦(2回戦)となった浦和学院戦。小濃は相手の渡辺勇太朗投手(3年)らに4打数無安打3三振と抑えられた。「甘い球、打てる球はあったが、仕留められなかった。悔しかったし忘れられない」。すぐに雪辱を誓った。

 敗戦後は速球と変化球に対応するため、打撃フォームを改良。トップの位置を早く作って遅い球を打つ練習を繰り返した。「夏から成長ができている」。公式戦初戦での“一発回答”に大きな手応えをつかんだ。

 甲子園ではチームの下級生野手で唯一のレギュラー。帽子のつば裏に「3年生の為に」と書いてプレーした。新チーム結成後は、その隣に「次は自分がチームを引っ張る」と追加。さらに聖地での悔しさを忘れないように当時の背番号「#15」も記した。

 「甲子園での悔しさは甲子園でしか晴らせない。今大会はセンバツにつながるし、勝ち進んで甲子園に行きたい」

 今夏は大きな刺激も受けた。準優勝した金足農(秋田)で三塁コーチャーを務めた船木弦外野手(2年)は、小6時にプレーした楽天ジュニアのチームメート。「決勝まで行ってくれてうれしかったが、悔しかった」。来春は“金農フィーバー”以上の“小濃フィーバー”を巻き起こす。(井上幸治)

小濃 塁(おのう・るい)

 2001(平成13)年8月11日生まれ、17歳。福島・浅川町出身。浅川小3年から、あさかわファイヤーズで野球を始める。浅川中では軟式野球部。仙台育英高では2年夏からベンチ入りし、今夏の甲子園では2回戦の浦和学院戦に「4番・左翼」で先発出場。1メートル67、70キロ。右投げ左打ち。家族は祖母、両親、姉。

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