2018.8.31 05:04

金足農・吉田、31日侍デビュー!新球ツーシーム試す/U18アジア

金足農・吉田、31日侍デビュー!新球ツーシーム試す/U18アジア

特集:
U18アジア選手権
キャッチボールをする高校日本代表の吉田=サンマリン宮崎

キャッチボールをする高校日本代表の吉田=サンマリン宮崎【拡大】

 高校野球・日本代表合宿第6日(30日、宮崎)野球のU18(18歳以下)アジア選手権(9月3日開幕)に出場する高校日本代表が30日、会場のサンマリン宮崎で初の練習を行った。金足農(秋田)の吉田輝星(こうせい)投手(3年)は、強めのキャッチボールなどをして調整。“新球”のツーシームに挑戦し、投球の幅を広げる考えを明かした。31日に同球場で宮崎県高校選抜と戦う壮行試合で、21日の甲子園決勝以来の実戦登板を果たす見込みで、早速このボールを試す可能性もある。

 決戦の地、宮崎の最高気温は35度。肌が焼き付くような日差しが降り注ぐ中、若武者たちが初練習を行った。吉田は甲子園の決勝で投げ合った大阪桐蔭・柿木とキャッチボール。互いのフォームをまねるなど、和やかな雰囲気で調整を行った。

 「明日(31日)の試合に合わせて調子も上がってきている。甲子園より状態はいい。予想以上のできで、疲れも早く抜けている。自分はいつでもいける心持ちでいます」

 日本中の注目を集めた金足農のエースは、きょう31日の宮崎県高校選抜戦の登板へ、意欲を示した。21日に甲子園で5イニングを投げて以降、ノースロー調整を続けるなど疲労回復に努めてきたが、いよいよ実戦モード。チームを率いる永田裕治監督(54)=元報徳学園高監督=も、吉田のきょうの登板について「いい方向で考えています。夜の様子をみて、投げても1イニングぐらいかなと思う」と、前向きな考えを明かした。

 この日ナインはジャージー姿で球場入り。当初は30分程度体を動かして終了の予定だったが、開幕が近づくU18アジア王者決定戦に向け、だれもが我慢できない。打者陣はティー打撃を行うなど、選手の意思で練習は約2時間に延長された。吉田も遠投の後、20メートルほどの距離から「試合くらいの強度で投げた」という強めのキャッチボールを敢行。そんな右腕には“新球”導入の計画がある。直球に近いスピードで、打者の手元でシュートするツーシームだ。

 甲子園では最速150キロの直球と、制球のよいスライダーを軸に、チェンジアップに近い120キロ台のツーシームも交えて三振の山を築いた。さらに投球の幅を広げるため、握りを浅くした“新ツーシーム”に取り組む。「今までも投げていたけど、コントロールがつかなかったので」と実戦での使用はあきらめていたが、「あした(31日)登板があれば使ってみたい」と再挑戦する。

 そのボールを受けた柿木は思わず「ええ球やな」と太鼓判。キャッチボールの終盤には試合本番を意識し、代表の正捕手を務める大阪桐蔭・小泉にもボールを投げ込んだ。「(小泉には)『ストレート、いいね』と言ってもらいました」と吉田。甲子園決勝で金足農を下した最強ナインも、実力に一目を置く。

 練習後に突如始まった撮影タイムでは、中堅手の大阪桐蔭・藤原と、代名詞となった“侍ポーズ”の予行練習を行った。

 「ここまでチームに調整だったりで時間割いてもらって、迷惑をかけた。その分、いつも以上のピッチングをしたい」

 さらなる進化も予感させる平成最後の怪物。日本代表として、いよいよ本格的に動き出す。(山下幸志朗)

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