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【球界ここだけの話(1375)】“ジュンコー”が熱い! 巨人育成・坂本工、準硬式からプロの道へ 成長の軌跡

【球界ここだけの話(1375)】

“ジュンコー”が熱い! 巨人育成・坂本工、準硬式からプロの道へ 成長の軌跡

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サンスポ記者の球界ここだけの話
支配下登録を目指し、ジャイアンツ球場で汗を流している巨人育成選手の坂本工

支配下登録を目指し、ジャイアンツ球場で汗を流している巨人育成選手の坂本工【拡大】

 大学時代も最初は外野手だった。だが、外野からの鋭い送球を見ていた当時の主将から「ピッチャーをやってみたら」と声をかけてもらい、投手人生が始まった。当初、直球の最速は130キロ台後半だったが、ブルペン投球を動画解析してもらうなど、徹底的にフォームにこだわり、大学時代の最速は146キロまでになった。そして大学3年時に転機が訪れる。

 「一番大きかったのは、関西選抜で台湾に行ったことですね」

 大学の準硬式には関東、東海などブロック別に選抜がある。坂本工は関西選抜に選ばれ、台湾に遠征した際、硬式球に触れたという。「硬式を投げたら、いいなと思って。指にしっかり引っかかる感覚があって、伸びるし、落ちないという。カーブが抜きやすかったのも覚えています。そこからプロを目指すと決めた」。退路を断つように就職活動は辞め、プロの道一本に決めた。

 そして、運命のドラフト当日。坂本工は、育成4位で巨人から指名された。原石がやっと輝き始めた瞬間だった。同じく帝京大の“ジュンコー”出身である楽天・鶴田とは同じ滋賀県出身ということもあり、現在では連絡を取りながら、切磋琢磨(せっさたくま)している。

 「準硬式を広めたいという思いももちろんあって、プロに入ったのもある。準硬式がもっともっとメジャーになってくれたらと思う。上のレベルで、社会人でもいいし、プロでも多くの選手が出てきたら、全体のレベルも上がってくると思うし、そこに貢献していきたいなと思います」

 坂本工は、熱い思いを口にした。マイナースポーツでは終わらせない。自身の成長が“ジュンコー”界の発展にもつながる。来季は必ずや支配下登録を勝ち取るために。また大きな一歩を踏み出そうと背番号006は日々、汗を流している。(赤尾裕希)

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