2018.8.17 08:00

【板東英二の観戦記】制球乱した球児、阪神の立場を分かっている証拠

【板東英二の観戦記】

制球乱した球児、阪神の立場を分かっている証拠

特集:
板東英二の観戦記
藤川球児
8回から登板の阪神・藤川=京セラドーム大阪(撮影・岡田茂)

8回から登板の阪神・藤川=京セラドーム大阪(撮影・岡田茂)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神3-2広島、17回戦、広島11勝6敗、16日、京セラ)阪神の選手は感謝しなくちゃいけないです。広島にマジックが点灯しても、スタンドは超満員。最後の最後まで大声援。昔じゃ考えられない。

 私の現役時代は巨人V9の真っただ中。マジックが点灯すると、選手は“取材”を開始したもんです。次の監督は誰か?とね。現監督が辞めると分かると、もう言うことを聞く選手なんていない。ひどいもんです(笑)。

 心から感謝すべき環境で戦う今の阪神ナインで気になったのは八回に追いつかれた藤川。制球が乱れた。これは技術じゃない。勝たなくちゃいけない、負けるわけにはいかない、というプレッシャー、責任感です。藤川ほどの投手でもそうなった。逆に、そんな思いで投げている藤川は、今の阪神の「1つも負けられない」立場をよく分かっている証拠です。

 メッセンジャーを気持ちよく投げさせていた梅野も褒めておきます。投手は一度も首を振ってませんでした。チームの雰囲気は悪くない。始球式を終えて甲子園から駆けつけてよかった。安心しました。 (サンケイスポーツ評論家)

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