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【虎のソナタ】またため息出た“終戦記念日”

【虎のソナタ】

またため息出た“終戦記念日”

特集:
虎のソナタ
1979年のちょうど今ごろ、小林繁は巨人相手に鬼気迫る投球を見せた

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 (セ・リーグ、阪神4-6広島、16回戦、広島11勝5敗、15日、京セラ)昔、広島vs近鉄の日本シリーズの取材で、ゲーム前の近鉄練習の真っ最中にたまたまバックネット付近で中西太さん(西鉄、阪神などで監督)と雑談をしていたら、太さんが何かジョークを飛ばした。それで思わずクックッと笑ったら、言った本人の太さんも大きな声でワッハッハ! と大笑い。打撃ケージで選手を食い入るように見つめていた監督西本幸雄がグイッとアゴをこっちにむけて、凄い形相でわれわれ凸凹コンビをジロッとにらみつけた。

 「あの時にニラまれて怖かった…」と後日、西本さんに言ったら「こっちは商売とはいえ“命がけ”なんや。それを白い歯をみせてチャラチャラしとるのは誰や! と思って振り向くと…その凸凹コンビやないか。冗談やないぞ」とまたニラまれた。『江夏の21球』のあのシリーズだ。

 そういう“ピリピリ感”というのは常にどの監督にもある。星野仙一監督にはわれわれは試合前に担当記者同士「今日は何メートル?」ウーン5メートルかなぁ…なんて会話をよくした。つまり今日はご機嫌斜めだから5メートル以上は近づくな…という意味だ。そういう時に限って逆に接近して「何か怒ってる?」なぁんて問いかけると彼はワザとツルンとした顔をして「何にも…」とニヤリ。国定忠治は鬼より怖い。ニッコリ笑えば人を斬る…である。

 最近、モニターテレビの画面にアップになる金本監督の“つとめて無表情”の奥に逆に腸がねじ切れるんじゃないか…というほどの内面の炎をかぎ取るのは筆者だけか。

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