2018.8.16 13:00

【球界ここだけの話(1364)】5打席連続敬遠を経験したゴジラの高校時代とは

【球界ここだけの話(1364)】

5打席連続敬遠を経験したゴジラの高校時代とは

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
始球式で投球する星稜OBの松井秀喜氏=5日、甲子園球場(撮影・門井聡)

始球式で投球する星稜OBの松井秀喜氏=5日、甲子園球場(撮影・門井聡)【拡大】

 熱戦が繰り広げられる夏の甲子園。第100回の記念大会の今回は、連日「レジェンド始球式」として、かつて活躍した選手たちが登場している。第72回大会(1992年)に出場した星稜高(石川)で主将を務めていた松井秀喜氏(44)は、開幕日に登場。5打席連続敬遠を経験した“伝説の人”は、高校時代を「素直に、自然に多くのことを吸収できる時期」と振り返る。

 「毎日、野球を通じて指導を受けて精神的にも、肉体的にも、技術的にも変わっていったのは間違いない。野球の技術だけじゃなく、心の中も鍛えられた。野球を通じて、人間形成、次のステージへの土台を教えられたような感じがします」

 高校通算60本塁打を記録し、1年からレギュラーを張った松井氏。だが、高校入学当時は、プロ志望はなかったという。

 「もともとプロに行きたい、という気持ちで星稜高校を選んだわけではない。大学で野球をやりたいな、と思ったから選んだ。実際にプロに進む、と本気で思ったのは3年の甲子園が終わってから。それまでは、進学を考えていた」

 その打撃力で高校球界に名をはせても「自信? ないよ、そんなの」と当時を回想する。

 「もっと全国にはいい選手がたくさんいると思っていたから。謙虚に、というか、自分はまだまだ、という気持ちだった。全国には自分より上がいる、と思っていた」

 実直にひたむきに努力を惜しまなかったからこそ、日本を代表するスラッガーになれたのだろう。

 松井氏は現役引退後、2015年に自身が代表理事となりNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」を設立。米国や日本で定期的に野球教室を開催し、野球人口の拡大に取り組んでいる。野球界の未来を照らすべく、球児の育成に励んでいる。(山田結軌)

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