2018.8.15 05:02

阪神・福留、きっちりV押し出し四球「選んだのか、手が出なかったのか…(笑)」

阪神・福留、きっちりV押し出し四球「選んだのか、手が出なかったのか…(笑)」

特集:
福留孝介
八回二死満塁で勝ち越しの押し出し四球を選んだ福留。さすが主将の選球眼だ(撮影・村本聡)

八回二死満塁で勝ち越しの押し出し四球を選んだ福留。さすが主将の選球眼だ(撮影・村本聡)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神7-4広島、15回戦、広島10勝5敗、14日、京セラ)くぐってきた修羅場の数が違う。球筋を完全に見切って、白木のバットをピタッと止めた。ここが勝負の分水嶺。福留が冷静に押し出し四球を選んで勝ち越しに成功した。

 「(打席では)緊張しました! 選んだのか、手が出なかったのか、どっちかです(笑) きょうはこうやって逆転で勝てたってことはすごく大きいと思います」

 お立ち台の上から虎党を沸かし、気持ちよさそうに白い歯をみせた。代打原口の同点タイムリーで反撃ムードが最高潮に達した4-4の八回二死満塁。今村の内角高め142キロに球審の手はあがらず、跳ねるように一塁へと足を進めた。

 8月の月間打率・448(29打数13安打)の夏男は脚力でも存在感を発揮した。同点の五回無死一、三塁ではボテボテの打球がマウンド横を転々とする間に激走し、一時勝ち越しの一塁適時内野安打とした。続く糸井の右前への安打に一、二塁間ではスピードを緩め、右翼・鈴木の動きをみて一気に加速し、三塁を陥れた。

 さらには幻惑走法も。ロサリオの三塁へのゴロに一瞬、本塁突入の動きをみせたが、三塁に戻った。「自重しました。(判断は)難しいですね」。空いている三塁に送球できない西川は、一塁に悪送球を投げてしまった。点には結びつかなかったが“技能賞”ものの走塁技術だった。

 マジック点灯を阻止する、価値ある1安打2打点。福留は「うちが先をみても仕方ない。本当に、その日その日で自分たちのできることをやっていく。それだけです」と表情を変えることなくいった。勝利への最善策を主将が背中で示し続ける。 (新里公章)

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  • 5回、阪神・福留が適時内野安打を放つ。投手は広島・ジョンソン=京セラドーム大阪(撮影・村本聡)
  • ヒーローの(左から)阪神・福留、原口、糸井=京セラドーム大阪(撮影・森本幸一)
  • 5回、阪神・福留が適時内野安打を放つ=京セラドーム大阪(撮影・村本聡)
  • 3回、阪神・福留は三振=京セラドーム大阪(撮影・村本聡)
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