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【科学特捜隊】パ首位打者争いの行方 鷹・柳田、日本ハム・近藤、西武・秋山三者三様の持ち味

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パ首位打者争いの行方 鷹・柳田、日本ハム・近藤、西武・秋山三者三様の持ち味

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西武・秋山

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 高打率を支える共通点とともに、打席内でのアプローチの違いが明らかになった。そこで、「データスタジアム社」は独自にレーダーチャート(図)を作成した。積極性とパワーが抜きんでる柳田、平均的に高いレベルの秋山、そしてバットコントロールと選球眼に優れるのが近藤だ。

 それぞれの個性を理解しながら3人の打席を見ていくと、これまでとはひと味違った見方も可能になる。西武、日本ハム、ソフトバンクの優勝争いとともに、近年まれに見るハイレベルな首位打者争いにも注目してもらいたい。

ソフトバンク・柳田「初球のスイングが多いのは狙い球がないから。(真ん中の高打率は)セオリー通りじゃないですか。理想はストライクは全部振って、ボールは全部振らないこと」

日本ハム・近藤「初球のスイングが少ない理由は企業秘密です(笑)。柳田さんと違って自分は試合を決めるタイプではない。いかに投手にダメージを与えて次の打者に回すかというつなぎの役目もあるので」

西武・秋山「対左投手も、その打席ごとに集中して結果を出していくしかない。(長打については)ゴロを打ちにいくこともあるが、ランナーなしで打席に立つ場合は、ゴロよりちょっと打球が上がった方がヒットになる」

小早川毅彦氏(サンケイスポーツ専属評論家) 「柳田が初球からスイングすることが多いのは、追い込まれる前に打ちたいからだろう。初球を空振りかファウルしても、もう一度チャンスがある。柳田のようにフルスイングするタイプにはメリットがある。

 近藤は選球眼がよく、バットコントロールも巧み。初球に手を出さなくても対処ができる。

 秋山は球筋を見極め、引きつけて打てることが武器だ。バッテリーが「見逃したかな」と思ったところからバットが出る。普通は差し込まれるタイミングだから、よくあれで前に飛ばせるなと感心する。プロ野球でも他にいないくらいの技術といっていい」

★長打力アップも打率安定の一因

 長打力を表す指標の1つに「外野フライが本塁打になった割合」(全ての外野への飛球のうち、本塁打になった確率)がある。秋山は2016年から今季にかけて6→12→12%と推移。近藤も同年から3→6→11%と上昇しており、年々向上する長打力も安定した打率を下支えしている。ちなみに柳田も16→20→25%と上昇。今季は自己最多の34本塁打した15年並み(26%)となっている。

★データスタジアム社・小林展久氏

 パ・リーグの首位打者を争う柳田、近藤、秋山はいずれも左打者です。パ・リーグは2012年から6年連続で左打者が首位打者に輝いていて、今季もそうなる可能性は十分でしょう。セ・リーグでは逆に右打者が過去5年で4度獲得しており、今季も上位には右打者がずらりと並びます。

 この傾向の一因は、有力な左投手の数の差が考えられます。10試合以上に先発した投手の左腕が占める割合をみると、セ・リーグは過去10年間すべてで30%超。一方、パ・リーグは年々減少傾向で、昨季はわずか12%、4選手のみでした。もしパ・リーグに力のある左投手が多ければ、首位打者争いは異なる展開だったかもしれません。

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