2018.8.13 08:00

【佐野慈紀のピッカリ診断】阪神・馬場を追い込んだ坂本の窮屈なリード

【佐野慈紀のピッカリ診断】

阪神・馬場を追い込んだ坂本の窮屈なリード

特集:
佐野慈紀のピッカリ診断
2回、マウンドで阪神・坂本(右)と話す馬場(中央)=横浜スタジアム(撮影・岩川晋也)

2回、マウンドで阪神・坂本(右)と話す馬場(中央)=横浜スタジアム(撮影・岩川晋也)【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA12-5阪神、17回戦、阪神12勝5敗、12日、横浜)先発したルーキー馬場も、リリーフ陣も、強力なDeNA打線の中軸に打たれるのは仕方ないが、下位打線には打たれすぎ。なぜ、こんなメッタ打ちになったか? 要因の1つに坂本のリードがある。

 おそらく2軍で馬場とコンビを組んできたことが先発起用の理由だろうが、全体的にストライクゾーンの厳しいコースを要求しすぎだった。際どいところばかりに構えられると、投手はどうしても狙いすぎて窮屈な投球になってしまう。結果、馬場が与えた投手・今永へのストレート四球や、真ん中に集まって痛打されたシーンは、窮屈なリードゆえの結果だ。

 力のある投手なら、このリードでもいいが、若い投手や、普段は勝ちパターンで投げない投手は、苦しい投球に追い込まれてしまった。惜しまれる。

 ただ、2度目の先発だった馬場はそれ以前に、投げることで精いっぱいだった。1つ1つの球種は決して悪くない。将来性も感じた。ただ、こう打ち取ってやろう、こう追い込んでやろう、という意図が伝わって来なかった。どの球種で勝負して、どの球種をカウント球にするのか、最後まで決められなかったのか、絞り込む余裕がなかったのか。中途半端でメリハリがない投球になってしまった。

 いい反省材料ができたとプラスに考えて、出直してもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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