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【虎のソナタ】松井氏並み!?小野マカ不思議ピッチ

【虎のソナタ】

松井氏並み!?小野マカ不思議ピッチ

特集:
虎のソナタ
始球式後、捕手の星稜・山瀬と握手する松井氏(右)

始球式後、捕手の星稜・山瀬と握手する松井氏(右)【拡大】

 高校野球にはいろんなヒーローが出現する。そして、いつまでもその当時の年代のファンの心にそのヒーローは生き続けていて「ああ、あの時の…」という“俺達の時代”を熱く取り戻してくれる。

 甲子園で、6日の始球式に登板するレジェンドは石井毅氏。1979年8月16日の3回戦。「神様が作った試合」といわれた箕島-星稜戦(4×-3)で延長18回を投げきった箕島の投手だ。おぼえているだろうか? この年は阪神はドラフト(78年秋)で江川卓をあえて指名し、巨人の小林繁と電撃トレード。その小林繁が鬼気せまるピッチングで長嶋巨人に8連勝したシーズンの夏だ。

 小林はあの細腕で気力をふりしぼって我々に感動を与えた。

 その夏の3回戦だからどうってことないと思われた箕島-星稜の試合は甲子園でナイターとなっていく。ズバぬけた怪物がいたわけでない。だが名将にコツコツと育て上げられた箕島と星稜の「あきらめない野球」が我々のようなウダツのあがらない中年の心に妙に響いた試合だった。甲子園ファンなら誰もが「ああアノ延長戦か…」と思い出すハズだ。

 この時に石井毅投手は18回、打者71人に257球、被安打19、三振16、四死球2、失点3だった。もちろん星稜の堅田外司昭投手も奮闘した。つまりだれもがベストを尽くし、笑顔を忘れず、黙々と必死に白球をおいつづけた3時間50分だ。

 もう一度書く。なぜそこまでこだわるのか? といえば、実は5日の始球式を務めた星稜のレジェンド、松井秀喜氏はワンバウンドを投げた。苦笑しながら「甲子園の魔物に襲われたかなと思います」とあの“5連続敬遠”のドラマにかぶせるようにそういっている。

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