2018.8.5 08:00

【黒田正宏 軍師の断】ドリスと梅野、意思疎通できていない

【黒田正宏 軍師の断】

ドリスと梅野、意思疎通できていない

特集:
黒田正宏 軍師の断
梅野隆太郎
9回、ヤクルト・バレンティンに適時打を許した阪神・ドリス=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈)

9回、ヤクルト・バレンティンに適時打を許した阪神・ドリス=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神10x-9ヤクルト=延長十一回、12回戦、阪神8勝4敗、4日、京セラ)守護神に対して、ベンチは全幅の信頼で送り出す。だからこそ、抑えてもらわなければいけない。ドリスは九回二死までこぎつけながら、青木に初球は真ん中へのフォークで、結果は右翼線二塁打。このケース、ヤクルトの強打者に引っ張られる投球は、絶対にダメ。長打だけは許してはいけないケースだった。山田には慎重に、警戒しながら、結果が四球はやむを得ない。

 最大の問題はバレンティンに対しての投球だ。初球ストライクで優位に立った。ここで捕手・梅野はフォークを要求。選択は正しい。ただし、どんなフォークを投げるか、バッテリーで意思の疎通ができていなかったのではないか。梅野の思いは、ワンバウンドでもOKの、ボールになるフォークだったはず。

 ところが、フォークはストライクゾーンの、しかも真ん中あたり。完全に失投。昨年までなら、球にキレがあったから、少々の失投でも打者を打ち取ることができたが、ことしは、好不調の波が大きく、対応されてしまうケースが目立つ。守護神がフル稼働しないと、浮上の可能性は低くなる一方だ。(サンケイスポーツ専属評論家)

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