2018.7.31 13:00

【球界ここだけの話(1348)】野球も震災復興の一助に…稲葉監督が被災地で語った思い

【球界ここだけの話(1348)】

野球も震災復興の一助に…稲葉監督が被災地で語った思い

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福島・あづま球場を視察した野球日本代表・稲葉監督(中央)とソフトボール日本代表・宇津木監督(左)

福島・あづま球場を視察した野球日本代表・稲葉監督(中央)とソフトボール日本代表・宇津木監督(左)【拡大】

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(45)が24日、ソフトボール日本代表の宇津木麗華監督(55)とともに福島市を訪れた。この日で2020年東京五輪の開会式まであとちょうど2年となり、それぞれ日本の初戦となる開幕戦が行われる福島・あづま球場を視察した。

 県の担当者から説明を受けながらぐるりと球場内を一周し、稲葉監督は「緑がすごく印象的で気持ちのいい球場。普段あまり試合をしない球場でできるのはいい意味で緊張がほぐれると思う」と好印象を語った。あづま球場は11月から総工費約13億円をかけて改修工事が行われ、全面人工芝化などのリニューアルが施される予定だ。

 福島で開幕戦が行われるのは、東京五輪が東日本大震災からの「復興五輪」を標榜(ひょうぼう)しているからだ。福島ではソフトボールの開幕戦が全競技に先駆けて開会式の2日前の7月22日に行われるほか、47都道府県を巡る聖火リレーのスタート地点にもなっている。東北の被災地の中でも福島は今も避難者が最も多く、原発の風評被害の影響にも苦しめられている。稲葉監督は「福島のみなさんもすごく楽しみにしてくれていると思う。少しでも野球の力で元気にできたら」と復興の一助となることを誓った。

 球場の視察後に市内のホテルで行われた「ふくしま大交流ミーティング」には両監督と内堀雅雄県知事(54)がパネルディスカッションに登壇。駆けつけた市内の中高生らに、稲葉監督は「スポーツは楽しいもの。努力は苦しいけど、まずは楽しむことをやってもらいたい。それがスポーツの一番大事なところ」と語りかけた。

 五輪にはスポーツの普及の側面もあり、「スポーツって楽しい」ということを知ってもらう絶好の機会でもある。日本代表の快進撃が続けば「僕もこうなりたい」と思う子供たちも増えるはず。野球、そしてスポーツそのものを広く普及させるためにも、目標に掲げる金メダルを獲得してほしい。(伊藤昇)

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