2018.7.27 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】東京五輪も日程を遅らせた方がいい

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

東京五輪も日程を遅らせた方がいい

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 2020年東京五輪の開幕まで2年を切った。競技日程の大枠や入場券の料金、マスコットの名前が次々と発表になり、近づいてきたんだなと感じる。そして、日程を後ろにずらせないものかと思っている。

 理由はただ一つ、「人命に関わる…」という表現まで使われている猛暑だ。2年後も今年と同じ気候だったら、アスリートは100%のパフォーマンスを発揮できるのだろうか? 会場の観客は楽しめるのだろうか?

 気温が30度を超えると32度も39度も大して変わらないと思っていたら、全然違った。私は若い頃から人一倍汗かきで、回復も人一倍早かった。たくさん水分を補給するので夏バテ知らず。ビールがおいしくて、夏場の方が太っていた。

 汗かきでも、不思議なことに寝汗とは縁がなかった。学生時代は法大の合宿所にクーラーなんてない。扇風機さえあったかどうか。それでも窓を開けていれば寝苦しさを感じることなく、十分に睡眠がとれた。

 しかし、最近はクーラーを切って寝ると汗をかき、気持ち悪さで目が覚める。体質が変わったのかもしれないし、昔より夜の気温が高くなったのかなとも思う。

 近年の“繊維革命”はすばらしく、汗をかいてもさらさらのアンダーシャツなどが開発されている。昔は汗を吸うと重くなり、こまめに着替えないと動きに影響が出たものだ。帽子も抜群に通気性が良くなった。

 とはいえ、ウエアや用具だけでは限界がある。今夏の高校野球の京都大会では、準々決勝の第4試合をナイター開催にした。山口大会は準決勝翌日の26日を急きょ休養日とし、27日に開始時間を午後1時から午前9時半に早めて決勝を行う。選手や応援する生徒の安全確保を最優先させれば、当然のことだ。

 同じ五輪競技でも、屋内競技と屋外競技では、環境が違いすぎる。東京五輪ではマラソンのスタート時間が30分早められて、午前7時になった。できることなら、30分早くするよりも、2カ月遅らせた方がいい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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