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【虎のソナタ】トラの勝利が命救う!?

【虎のソナタ】

トラの勝利が命救う!?

特集:
虎のソナタ
ファーストピッチセレモニーにはジミー大西が登場。ロージンバッグで頭をパタパタやってボケました

ファーストピッチセレモニーにはジミー大西が登場。ロージンバッグで頭をパタパタやってボケました【拡大】

 (セ・リーグ、阪神6-3広島、13回戦、広島9勝4敗、25日、甲子園)今年の高校野球の酷暑対応で、この日に「水の補給」など熱中症にならないように実に慎重な対策が発表された。

 それほどの“燃える夏”なので、シャレにならない暑さだ。そのことで思い出すのは1969(昭和44)年8月19日、高校野球で、松山商との引き分け延長再試合を一人で投げきった三沢高の太田幸司(のちに近鉄、阪神など)の力投ぶり。アノ夏の思い出を「もう何度も聞かれただろうが」といいながら、改めて2人だけになったときに、シミジミと語り合った。太田氏は独特の憂いをふくんだ顔で、ポツリとこういった。

 「決勝戦が終わった瞬間ですか? ああ、これでおもいっきり水が飲める! でしたョ」

 とにかくその頃は水を飲むことがタブー視されていた。紅顔の美少年が実は1球ごとに(これが終われば)♪水が飲める、水が飲める、水が飲めるぞぉ…なんて心の中で叫んでいたなんて…。

 しかし、あの夏の太田幸司は輝いていた。今年で100回を数える夏の甲子園の歴史で、最も孤高の美学があった。

 その甲子園はこの夜、右翼側の空は赤い色の雲が筋になって光っていた。阪神の必死。広島の野望の激突を象徴する。これも暑さの影響だろうか…。

 阪神はいつものように金本監督は三塁側エリアで若虎たちにノックの雨。なんとなくそれは指揮官の無言の檄のように思える。

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