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【虎のソナタ】ひょっこり阪神勝てへんかなぁ~

【虎のソナタ】

ひょっこり阪神勝てへんかなぁ~

特集:
虎のソナタ
試合中、乾杯の音頭をとって甲子園を盛り上げた「ひょっこりはん」だが…

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 (セ・リーグ、阪神1-3広島、12回戦、広島9勝3敗、24日、甲子園)芥川龍之介の小説に『鼻』というのがある。

 京都・宇治の高僧の鼻は上唇からあごの下まであって…誰もがその大きさに見て見ぬふりをする。で、高僧は必死でなんとかしたいとひそかにいろいろ試みるが…ついに火であぶり、弟子達にたたかせて…とにかく死ぬ思いでなんとか小さくなった。

 だが、今度は短すぎて…誰もが笑いをかみ殺してまた見ぬふり…。

 そこで高僧はまた悩み、迷い、思い詰めて…香華(こうげ=仏前にそえる花とお香)をそえるように手をそえて一晩ねて起きると…今度は元のでかい鼻に戻っていて…高僧は大喜びした。

 芥川はこの短編で「人間には矛盾した二つの感情がある」ことを示したのだ。この短編をフッと思い出した。

 試合前、広島担当柏村翔と電話で話した。当然のことながら元気いっぱいだ。「しかし、カープだって故障者続出で苦しかったんですョ。あの豪雨による被害がカープナインをさらに奮い立たせたんですよ。被災された赤ヘルファンの皆さんがあれだけ頑張ってるんだから…という熱い思い。カープが元気をもらったんです。強いんじゃなくてますます一球一打をあきらめなくなった…」。

 たっぷりチームに貯金があるから番記者柏村も威勢がいいのか…と思ったが、違った。若いといっても実は柏村は少し夏やせしたそうだ。しかし…担当チームから活力をもらい、背中を押されるらしい。

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