2018.7.22 05:02

阪神・能見、恩返し斬り!昨年助けられた桑原のピンチ救った

阪神・能見、恩返し斬り!昨年助けられた桑原のピンチ救った

八回、スクランブル発進で鮮やか救援の能見。頼れる大ベテランだ(撮影・水島啓輔)

八回、スクランブル発進で鮮やか救援の能見。頼れる大ベテランだ(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA5-7阪神、13回戦、阪神9勝4敗、21日、横浜)怒とうの押せ押せムードだったハマスタが、その場内アナウンスで一瞬、たじろいだ。えっ、そんな男がまだ残っていたのか…。

 「ピッチャー、桑原に代わりまして能見」

 剛腕・球児を打ち込み、セットアッパー桑原を攻め立て、大逆転を夢見たDeNAファンを現実世界に引き戻したのは、猛虎が誇るサウスポーだった。

 最悪に近かった登場シーン。2点リードしているとはいえ、一打同点の八回一死二、三塁。代打・梶谷が打席にいた。本来なら八回桑原、九回ドリスの「勝利の方程式」だから、能見に出番はないはず。ところが、この回は満を持して送り込んだ桑原が、倉本に四球、伊藤に左前打でピンチを招いてしまう。

 が、スクランブル発進にも動じないのは、百戦錬磨のベテランゆえ。梶谷を133キロワンバウンドのフォークで空振り三振に仕留めると、前夜(20日)のサイクル男・桑原も147キロ直球で遊飛に打ち取る。DeNAに傾きかけた流れを背番号14が完ぺきに止めた。

 「1点はあげてもいい場面だったし、打者に集中できました」

 そう振り返った投のヒーローは「ああいうこともありますよ」と笑った。桑原の乱調をかばい、こうも付け加えた。

 「クワ(桑原)には去年、何度も助けてもらっていますから」

 先発・能見が降板した後、安心して桑原の投球を見つめた日々。ようやく恩返しだ。苦しい夏場、調子が上がりきらない救援陣。でも、虎投には能見がいる。セ界のライバルのみなさん、そのことをお忘れなく! (上田雅昭)

試合結果へ

  • 八回一死二、三塁のピンチを招いてしまった桑原(撮影・水島啓輔)
  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 阪神
  5. 阪神・能見、恩返し斬り!昨年助けられた桑原のピンチ救った