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【科学特捜隊】打者・大谷の前半戦を分析

【科学特捜隊】

打者・大谷の前半戦を分析

特集:
科学特捜隊
大谷翔平
大谷の左右別対戦打率

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 打撃成績はここまで打率・283、7本塁打。対右投手に限れば・324で、本塁打もすべて右投手からだ。1・0以上で一流とされるOPS(出塁率と長打率を足した打者の指標)で1・017をマークしており、デビューからメジャーでも十分に通用している。

 一方、課題は対左投手だ。打率は・167にとどまり、OPSは・508と低迷。長打の出にくいゴロの割合は65・2%にのぼる。大谷は対左投手について、「苦手意識はない。全体的なレベルだったり、何を投げてくるか分からなかったりするので」と分析。数字上では苦しい戦いが浮き彫りになっている。

 なぜ左右でこのような差が生まれるのか。考えられる理由の1つに「球速」がある。日本ハムに在籍していた昨季、大谷に投じられた直球の平均球速は対右が144・7キロ、対左が140・8キロだったが、今季は対右が151キロ、対左が151・7キロ。6・3キロ増の対右に比べ、対左は10・9キロもアップ。それだけ、メジャーの左投手のレベルが高いともいえる。

 もともと球速の上昇に反比例してコンタクト率は下がる傾向にあるが、実はこのような球速帯の左腕との対戦はほとんど経験がなかった。昨季、日本で最速150キロ以上を記録したパ・リーグの先発左腕は西武・菊池だけ。大谷には“未知の領域”に近かった。

 だが、悲観的なデータだけではない。そもそもは対左は得意だった。新人時代の13年こそ対左の打率は・176だが、そこから上昇し、15~17年の3年間は対右よりもいい打率を残してきた。

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  • 6月のレンジャース戦でハメルズの変化球に空振り三振を喫した大谷。左腕対策が後半戦の鍵を握っている(共同)
  • 2018年:対左右投手別打撃成績
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