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【乾坤一筆】猛暑の中の地方大会…完全燃焼より健康第一で

【乾坤一筆】

猛暑の中の地方大会…完全燃焼より健康第一で

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 川口(南埼玉)の鈴木監督は「普段からコミュニケーションを取り、ちょっとしたことから体調の変化を読み取って問いかけをする」と説明。大会前だけでなく、3年の間、ちゃんと朝食を取っているか、から気に掛けているという。

 中断はあくまで、治療のための措置。しかし、医師や看護師が指摘しても交代勧告まではできず、最終判断は指導者がするしかない。まだ選手が重篤な熱中症に陥った事例は届いていないが、完全燃焼より健康第一だろう。

 これから何年も異常気象が続けば、早朝と夜の開催や「七回制」の導入、地域によっては春季大会を廃止して5月から毎週末に地方大会を行い、夏休み前に代表校を決めるという日程変更を検討することになりかねない。将来、「夏の」という言葉が消えるときが来るのだろうか。

赤堀 宏幸(あかほり・ひろゆき)

 1982年入社。ゴルフ担当、東北支局長、大相撲担当、文化報道部デスク、産経新聞事業局、関連会社本部長などを経て、2012年10月からサンケイスポーツ運動部編集委員。静岡・掛川西高野球部3年時は副将、遊撃手で春季県大会優勝。

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