2018.7.6 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】日本サッカー界にも大谷のような“すごいやつ”きっと出てくるはず

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

日本サッカー界にも大谷のような“すごいやつ”きっと出てくるはず

 サッカーW杯で、日本は4試合目の決勝トーナメント1回戦でベルギーに惜敗。6月15日付で「日本はロシアで5試合戦う。つまり8強」とした予想は、あと一歩のところで外れてしまった。

 日本の試合を観戦していて、キックやヘディングの正確さや、ボールを止める技術、ボールのスピードなどが強豪国に劣ることは認めざるをえない。一方、1次リーグのポーランド戦で最後の10分間に行った“ボール回し”に日本の組織力、チームプレーを見た。

 サッカーと野球の共通点は、どちらもチーム競技で選手が主体であること。監督がいかに作戦を指示しても、選手がその通りに動かなければ、どうしようもない。

 日本の前評判は決して高くなかったものの、初の8強入りに目前まで迫ったことで国内は盛り上がった。“ボール回し”には賛否両論あるが、私は立派だったと思う。これが刺激になり、日本のサッカー界にも将来、エンゼルスの大谷のような外国勢に負けないパワーとスピードを兼ね備えた“すごいやつ”が出てくるのではないだろうか。

 観戦していて、主審への文句が多いとも感じている。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度が導入されて仕事が増えたにもかかわらず、選手の対応に追われて大変そうだ。

 16年前、NHKのスポーツニュースに出演していた縁で、2002年の日韓大会で主審に選ばれた上川徹さんの壮行ゴルフに参加した。過酷な体力テストに合格しなければならず、「選ばれるまでが大変なんです」という話をうかがい、人生をかけてやっているんだなと思ったことを思い出す。

 前回はプロ野球の審判を取り上げた。どのスポーツも審判がいないと成り立たず、審判に注目するのも一つの楽しみ方。大会は10日近く残っており、寝不足はまだ続きそうだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)