2018.6.28 13:00

【球界ここだけの話(1315)】巨人・岡本が初めて4番起用された日に阿部が伝えた言葉

【球界ここだけの話(1315)】

巨人・岡本が初めて4番起用された日に阿部が伝えた言葉

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サンスポ記者の球界ここだけの話
二回に先制ソロを放つ巨人・岡本=6月2日

二回に先制ソロを放つ巨人・岡本=6月2日【拡大】

 絶対的主砲から、若き4番へ「心得」が伝授された。巨人・岡本和真内野手(21)はプロ4年目の今季、一塁のレギュラーをつかんだ。期待を上回る活躍を続け、交流戦中には「巨人軍第89代4番」を襲名。27日時点で打率・328、14本塁打、46打点。昨季までのプロ3年間で1本塁打だった若武者が、急成長を遂げた。

 巨人の4番-。川上哲治、王貞治、長嶋茂雄、松井秀喜…。球史を代表する強打者が担ってきた。1996年生まれの岡本にとっても「阿部さんがずっと打っているイメージ」という“聖域”だった。

 初めて4番起用されたのは6月2日のオリックス戦(京セラ)。先発メンバーが記されたベンチ裏のボードを見て、大役を任されたことを知った。「打順はあまり気にしない」といいつつも、「まさか自分が」と気持ちの高ぶりは感じていた。

 直後、試合前練習中のグラウンドで岡本は呼び止められた。声の主は、巨人の4番として打席に立つ姿を学生時代から見てきた阿部。大先輩から伝えられたのは「心得」だった。

 「4番になったんだから、態度とかそういうのを気を付けて。みんな、お前を見るわけだから」

 「(主軸の打者たちが)すごい詰まって凡打になったりとか、変な三振したりすると(周囲が)あれ?となる。そういうことから学んでいこう。気を引き締めて、そう思わせないように行動して、プレーしていけ」

 全盛期には捕手、主将を兼務しながら4番の重責を全うしてきた阿部の言葉を、若き大砲は胸に刻んだ。その試合では第1打席に左翼へ特大の10号を放った。

 「4番初打席弾」は2007年の阿部以来球団4人目の快挙。覚悟を結果で示し、その日から4番が定位置となった。

 「チームの勝利を決定づける場面で回ってくることも多い。しっかり務められるように、技術も精神的な部分も成長していかないといけないなと思います」と岡本。伝統を受け継ぐ決意を胸に抱いている。(谷川直之)

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