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【乾坤一筆】南海にもいた!二刀流助っ人 野村監督の「弱者の兵法」

【乾坤一筆】

南海にもいた!二刀流助っ人 野村監督の「弱者の兵法」

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
野村克也氏

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 先日の大阪出張。サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀さんに連れられて、ミナミの繁華街、心斎橋にある「スナック堀井」で飲んだときのこと。エンゼルス・大谷の“二刀流”が話題になると-。

 「そういえば、エモ。南海にも、おもろい二刀流がおったのお。ウィリー・スミスや」。店主の元南海外野手、堀井和人さんが述懐した。

 「ほんまやで。スミスが先発だけして、すぐその後を俺が投げた。なかば迷惑だったけど…」

 店内は一気に、1972、73年の南海ホークス(ソフトバンクの前身球団)にタイムスリップ。

 スミスとは、左投げ左打ちの外野手で、その2年間、南海に在籍。通算170試合で29本塁打、打率・259。73年の阪急とのプレーオフ最終戦で九回に先制本塁打を放ち、南海のパ・リーグ制覇に貢献した。その助っ人が、二刀流とは!?

 実は米大リーグ、タイガースには投手として入団し、しばらく二刀流を務めていた。

 そして南海でも72年、2試合に登板し、うち1試合が、阪急戦の先発。アウト1つを取ったら、左翼の守備位置に就き、そのあとを、江本さんがロングリリーフしたという。つまり、左腕スミスは先発といえども“ワンポイント”。右腕・江本が実質的な先発、というわけだ。

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