マルチ安打をマークした糸井。交流戦好調の4番の打棒が頼りだ【拡大】
(セ・パ交流戦、阪神1-3ロッテ、3回戦、ロッテ2勝1敗、19日、甲子園)糸井はマルチ安打&盗塁と気を吐いた。試合途中から降り続いた強い雨の中、足とバットでチームを鼓舞した。
「風邪引いてまんねん、風邪」
試合後は、思わずそう漏らしたが、グラウンドではハッスルだ。まずは四回一死、先発・石川のシンカーを左前に落とし出塁。二死後、今季14個目となる二盗を決めると、高山の右前適時打でホームを踏んだ。六回先頭でも低めの直球を拾い、痛烈な右前打。今季21度目の複数安打を記録した。
勝手知ったるパ・リーグとの戦いも、20日のオリックス戦(甲子園)で最後。「最後にいい勝ち方で交流戦を締めくくりたい」という問いかけに、小さく「はい」と答えた。交流戦期間で打率・333(60打数20安打)と絶好調の超人が、打線を引っ張る。 (竹村岳)