2018.6.16 13:00

【球界ここだけの話(1303)】楽天からソフトバンクに加入の西田がチームカラー実感 松田とミラールームで意見交換

【球界ここだけの話(1303)】

楽天からソフトバンクに加入の西田がチームカラー実感 松田とミラールームで意見交換

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ソフトバンク・西田。新天地に溶け込んでいる

ソフトバンク・西田。新天地に溶け込んでいる【拡大】

 競争意識と互いの尊重、気遣いで143試合という長いシーズンが進んでいく。6月3日のDeNA戦(ヤフオクドーム)で移籍後初の決勝打を放ったソフトバンク・西田哲朗内野手(26)は真っ先にチームメートに感謝した。

 「(前の)2試合はヒットがなくて、へこんでたんですけど。先輩たちがすごく応援してくれたので。ホークスはそういうチームです」

 楽天からトレードで加入して1年目。新天地のチームカラーを実感した。「ポジションを争う中で、ギスギスしない。試合に出た人を全力で応援しているって感じですよね」。不振や故障を抱えるレギュラーの代役で出場。それでも、自身にポジションを明け渡した仲間の後押しをひしひしと感じていた。

 その試合前だった。練習を終え、素振りのためにベンチ裏のミラールームへ。先に黙々とバットを振っていたのは松田宣浩内野手(35)だ。前日には、不振で4年ぶりに先発を外され、代わりに三塁を守ったのが西田。一見、気まずいシーンだが、結果は違った。

 数分間、2人きりで話し込んだ。松田が自身の打撃について感想を求めたという。意見を交換し、先発に復帰した松田も3安打を放って快勝した。

 先発を外れた前日も同じ場面があったが、西田はミラールームのドアを開けるのをやめた。松田の練習が終わるのを待ってから出直した。「自分だったら、そういうときは一人でバットを振りたいと思ったので。そこは空気の読み合いですよね」。萎縮したのではなく、配慮。翌日は迷わずに一歩前へ。絶妙なコミュニケーションが、チームにとってプラスに働いた。

 個人成績を残せなければ生き残れない一方で、目標はチームの優勝だ。しかも、毎日試合がある厳しい世界。さまざまな喜怒哀楽に包まれながら、自身と仲間をどれだけ高められるか。混戦ムードの中、チームワークが生む1勝は後で必ず生きてくるはずだ。(安藤理)

  • 今年の春季キャンプでランチ特守を松田(左)と西田
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