7回無失点と好投した藤浪。交流戦中の昇格がはっきり見えてきた【拡大】
(ウエスタンリーグ、オリックス0-3阪神、24日、鳴尾浜)阪神・藤浪晋太郎投手(24)が24日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に先発し、7回6安打無失点。課題の制球面でもストライク先行で3四球と、安定した好投を見せた。29日からの交流戦期間中での1軍昇格が見えてきた。
すがすがしい表情でマウンドを降りた。課題としていた変化球はスライダー、フォークを中心に効果的に決まり、3四球止まり。前回登板の反省をきっちり修正した。
「普通に淡々と、自分のピッチングができている。意図した投球、配球を考えながら打者に対して工夫して投球できたのはよかったと思います」
最速は153キロ。荒れ球もなく、7三振を奪ってみせた。これで2軍降格後3戦連続で好投し、計19イニングを投げ、自責点はわずか1。2軍とはいえ、防御率0・47だ。
矢野2軍監督は「自分との勝負ではなく相手との勝負を3試合続けてできたのは、1軍への推薦に入ってくる」と評価。1軍ローテとの兼ね合いもあるが、交流戦中の昇格に向けて準備OKだ。 (箭内桃子)
藤浪について阪神・金本監督「2軍ではいいんだから。(昇格の判断は)難しいわな」