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【ワンス・アポン・ア・タイム(4)】バッキー氏「思い出の中には常にオクサンがいる」

【ワンス・アポン・ア・タイム(4)】

バッキー氏「思い出の中には常にオクサンがいる」

特集:
ワンス・アポン・ア・タイム
骨折した親指を見せるバッキー氏

骨折した親指を見せるバッキー氏【拡大】

 米国に帰ってからは中学校で教師をしていた。25年ぐらいかな。サウスウエスタン・ルイジアナ大学(現ルイジアナ大ラファイエット校)で教師の資格を取っていたから。何を教えていたかって? ガソリンエンジンの構造を教えたり、木で何かを作ったり、皮細工なんかも教えていた。

 牧場もやっていて、多いときで、60頭ぐらい牛がいたかな。牧場としてはあまり大きい方ではないけれど、引退してからも忙しかった。学校が終わってから牛の世話をしていたからね。今は息子が引き継いでいるけど、休みなんてなかったな。

 

 オクサン(ドリス夫人)も学校の保健室で働いていた。看護師さんだから。でも、オクサンは(自分の仕事を)引退して、数年後に亡くなってしまった。2011年1月16日(74歳)だ。オクサンは引退後の生活を楽しむことができなかった。もう7年になる。でも、近くに家族がいるからね。

 そういえば長女のリタ(55)は小さい頃、日本語を話していた。朝ごはんを食べているとき、こう言ったんだ。

 「ママ、ミルクがないよ」

 日本語だった。今でも覚えている。でも、こっちに帰ってきて、すぐに忘れてしまった。

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  • 現役時代のバッキー氏(右)と吉田義男氏(左)。阪神での日々は、バッキー氏にとって大切な思い出だ(本人提供写真)
  • 自宅で家族と写真におさまるバッキー氏(本人提供写真)
  • バッキー氏の牧場(撮影・丹羽政善通信員)
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