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【ワンス・アポン・ア・タイム(3)】バッキー氏、今ではいい思い出…王さんとの大乱闘

【ワンス・アポン・ア・タイム(3)】

バッキー氏、今ではいい思い出…王さんとの大乱闘

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 でも王さんも荒川さんも分かってくれていた。野球ではああいうことが起こりうる。過剰反応した選手がいて、ああなってしまったことを。

 実は荒川さんとはすぐに仲直りというか、話をした。荒川さんが僕のところにきて「親指はどうだ?」と聞いてきたので「ダイジョウブ」と答えた。僕が「頭はダイジョウブ?」と聞いたら、ちょうどおでこの上の方にVの字の傷があった。「まるでVICTORY(勝利)のVじゃないか」とお互いにジョークを交わした記憶がある。

 王さんとも遺恨はない。僕は日本で9本、ホームランを打っている。あるとき、後楽園でホームランを打つと、一塁を回るとき、王さんに「いいですね!」と声をかけられた。僕は「ソウネ」と返した。その試合は3打席目でもホームランを打った。今度は「王サント、オナジデスネ」と言ったら、笑っていたよ。

 彼は人格者だ。オールスターでも一緒だったから、よく話をした。いい友達だった。 (つづく)

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  • バッキー(右、背番号4)に詰め寄る王。両軍入り乱れての大乱闘となった
  • 阪神時代の思い出を語るバッキー(撮影・丹羽政善通信員)
  • 64年、優勝祝賀会でバッキー(右)に鯛の刺身を食べさせ、労をねぎらう藤本監督(手前左)ら
  • ノーヒットノーランの快挙を報じる地元紙
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