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【ワンス・アポン・ア・タイム(2)】バッキー氏、今も忘れない温かいニホンジンと先輩・小山さんの思い出

【ワンス・アポン・ア・タイム(2)】

バッキー氏、今も忘れない温かいニホンジンと先輩・小山さんの思い出

特集:
ワンス・アポン・ア・タイム
懐かしそうに当時を語るバッキー氏(撮影・丹羽政善通信員)

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★父親、初来日「遠すぎる!」

 バッキー氏は「一度、両親が日本に来た。ハワイ(経由地)で離陸後にトラブルがあって空港に戻ることになって。父親はパニックになって大阪で会ったときに僕に抱きついてきたよ。本当に怖かったらしい。『もう乗らない。遠すぎる!』と叫んでいた」と振り返った。「でも日本滞在はすごく楽しんでくれた。鳥羽へ行って、名古屋でノリタケの食器をお土産に買って、東京では帝国ホテルに泊まった。あとで何度も『楽しかった』と言われたよ。父親にとって初めての海外旅行で、飛行機も初めてだったから」と目を細めていた。

ジーン・バッキー(Gene Bacque)

 元投手。1937年8月12日、米ルイジアナ州出身、80歳。サウスウエスタン・ルイジアナ大からマイナーリーグを経て62年8月に阪神にテスト入団。上手、横手からの変幻自在な投法とナックルボールを武器に、64年に29勝9敗、防御率1・89で最多勝、最優秀防御率を獲得し、外国人選手初の沢村賞を受賞。チームを優勝に導いた。同年のシーズン200奪三振は2014年にメッセンジャー(226奪三振)に抜かれるまで、球団外国人投手のシーズン最多記録。1965年6月28日の巨人戦(甲子園)ではノーヒットノーランを記録。69年に近鉄に移籍し、同年引退。通算8年で251試合登板、100勝80敗、防御率2・34。現役時代は1メートル91、91キロ。右投げ右打ち。

  • 1999年、神宮球場のスタンドで談笑するバッキー氏、小山氏、江夏氏(左から)
  • 1968年、阪神のジーン・バッキー投手
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