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【科学特捜隊】進化する変化球「スラッター」の威力を知る

【科学特捜隊】

進化する変化球「スラッター」の威力を知る

特集:
科学特捜隊
広島・岡田明丈

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 直球のような軌道から、カットボールのように鋭く、スライダーのように曲がる。虚をつかれた打者は空振りやゴロが増え、見送ってもストライクゾーンに入る-。そんな、いいとこ取りの変化球が、ある。米大リーグでトレンドとなり、日本でも打者の脅威になりつつある「スラッター」と呼ばれるボールだ。

 既に結果が出ている。昨季、最多勝と最優秀防御率をダブル受賞した西武・菊池は奪三振数が急増した。

 1球1打を詳細に分析する「データスタジアム社」によると、菊池のスライダーの平均球速は2016年の133・3キロから17年は137・2キロに上がり、奪三振数は127→217の1・7倍(奪三振率では7・99→10・41)となった。同社の佐々木アナリストは「分類上はスライダーとしているが、スラッターとみていい」と解説する。

 象徴的だったのが7回4安打2失点で1勝目を挙げた今季開幕戦(3月30日、対日本ハム)。8三振中、直球で奪ったものは1つで、残りは全て「スラッター」だった。今季の球種別の奪三振割合で同球種は実に77・3%。直球の18・2%を大きく上回る。直球43・3%、スライダー41%だった昨季と比べても比重が増している。

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  • 西武・菊池雄星
  • スラッターの軌道イメージ
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