2018.4.6 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】好調チームの共通項は「打線固定」

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

好調チームの共通項は「打線固定」

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 プロ野球の開幕から1週間が過ぎた。ここまでは、打線が活発なチームと、1点を取るのに苦労しているチームに分かれている印象がある。4日に閉幕したセンバツ高校野球のようだ。

 春先は例年、投手が元気で“投高打低”の傾向にある。特に打線が頑張っていると感じるのは西武、広島、巨人。共通しているのは先発オーダーがある程度、固まっていることだ。固定できるのは選手に力がある証拠。キャンプから順調で、大きな故障者を出さずにきたことが、開幕ダッシュにつながっている。

 広島と西武は前評判通り。巨人はチーム本塁打こそ少ないが、6番を打つ岡本の成長が大きい。スイングが力強くなり、オープン戦で結果を残して自信をつけた。不安は死球で左手甲を骨折した陽岱鋼の離脱が、どう影響するかだ。

 苦戦しているのは、DeNA、中日、オリックス、日本ハム、楽天。原因は単純で、真っすぐに振り負けている打者が多い。優勝争いをすると予想したDeNAは、まだクリーンアップの前後が固まらない。日本ハムには清宮が1軍デビューすればという期待があるものの、中日はそういう新戦力が思いつかない。

 6日から各球団とも3カード目、先発ローテーションは2回り目に入る。出遅れたチームも、そろそろ打線を固定したいところだろう。

 打撃不振は一度深みにはまると抜け出すのが難しく、毎年のように開幕から2、3カ月で「もう今季は終了」というチームが出てくる。シーズンを盛り上げるためにも、今年はそうならないことを願っている。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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