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【虎のソナタ】仲間に恵まれたバッキー氏

【虎のソナタ】

仲間に恵まれたバッキー氏

特集:
虎のソナタ
キャンプで投げるバッキー氏。最初はひどいコントロールだった

キャンプで投げるバッキー氏。最初はひどいコントロールだった【拡大】

 「針の穴をも通す」といわれた制球術の神様小山正明、一球入魂の村山実がいて、しかも投手コーチは“フォークの神様”こと杉下茂で、これはまたむちゃくちゃにバッキーを走らせた。

 そして捕手はヒゲ辻で有名な辻佳紀と、苦労人の辻恭彦がいた。辻恭はあの江夏豊でさえ一目おいた男。ヒゲ辻はバッキーのナックルの変化に何度、突き指したかわからない。それでもみんな、彼が率直に日本での野球を学ぼう。ここで俺は生きていく…という姿勢あったから…教えた。叱った。注意もした。ぶつかった。でもみんな自分のことのようにバッキーに接していた。「俺は日本で育てられた」と彼がいうのは本心なのだ。

 フト思った。アノ時のバッキーには熱い先生、先輩、仲間がいた。それに、彼も素直に体当たりした。それ以上の説明はあえてしない。

 できれば…あの“バッキーを取り巻く青春群像”みたいな状態が、今の藤浪晋太郎とその周囲にあれば…と思った。

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