2018.3.14 13:00

【球界ここだけの話(1209)】久々に「打てる捕手」が出現? 日本ハム・近藤と西武・森に注目したい

【球界ここだけの話(1209)】

久々に「打てる捕手」が出現? 日本ハム・近藤と西武・森に注目したい

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サンスポ記者の球界ここだけの話
日本ハム・近藤

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 今年のプロ野球は、久々に「打てる捕手」が出現するかもしれない。注目したいのは日本ハム・近藤健介(24)と西武・森友哉(22)である。2人が捕手としてどれくらい打てるのか。とても興味深い。

 近藤は、言わずとしれた球界を代表するヒットメーカー。昨季は腰部椎間板ヘルニアの手術をした影響で57試合出場にとどまったものの打率は・413をマークした。

 この2年間は腰や膝の痛みに加え、スローイングに不安を抱えていたため捕手としての出場はわずか1試合だったが、昨年秋に捕手の練習を再開。栗山監督は捕手、外野手、指名打者を使い分けながら起用する方針を示している。

 森は入団2年目の2015年に17本塁打を放つなど、こちらも天才的な打撃センスを誇る。昨季は開幕前に左肘を骨折し、38試合出場にとどまったが、今季は順調に調整を進めている。辻監督は投手との相性をみながら炭谷と併用する方針だ。

 かつて、球界には「打てる捕手」がいた。戦後初の三冠王に輝いた野村克也氏(サンケイスポーツ専属評論家)を筆頭に、王貞治氏と本塁打王を争った田淵幸一氏、野村ID野球の申し子・古田敦也氏、日本人捕手として唯一のメジャーリーガーである城島健司氏、現役では巨人・阿部慎之助(現在は一塁手)の名前が挙がる。

 一方、昨季規定打席に達したのは打率・243の中村(ヤクルト)、同・206の小林(巨人)の2人だけ。中軸を任される捕手はいなかった。

 確かに捕手は重労働だ。投手の投げるボールを受けるだけではない。相手打者を打ち取るために、近年一気に進化したデータを頭にたたき込んで投手をリードしなくてはならない。必然、打撃練習に費やす時間は削られる。打撃が二の次になるのは致し方ないのかもしれない。

 しかし、それでも野村氏の言葉は現代野球にも通じると思う。「捕手をしていたことで、打撃に悪い影響を及ぼしたことは一つもない。バッターボックスでもキャッチャーをやればいい」。学んだ配球術を自分の打撃に応用する-。そんなしたたかな捕手が現れてほしいと思う。(片倉尚文)

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