2018.3.8 08:00

【上田二朗 サブマリン斬り】球の見極めできていない阪神野手陣、相当な覚悟で臨まないと取り返しつかなくなる

【上田二朗 サブマリン斬り】

球の見極めできていない阪神野手陣、相当な覚悟で臨まないと取り返しつかなくなる

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上田二朗 サブマリン斬り
侍帰りの大山は九回、見逃し三振。3三振を喫した

侍帰りの大山は九回、見逃し三振。3三振を喫した【拡大】

 (オープン戦、阪神1-3DeNA、7日、甲子園)オープン戦とはいえ、いや、オープン戦だからこそ寂しい。どうしたのだろうか、この貧打は。3月に入り、各球団のローテ候補たちとの対戦が本格化した途端に、攻撃陣が一気に元気をなくした。キャンプでいいスイングを披露していた若虎の姿からはほど遠い。

 レギュラーを、1軍を狙う選手にとって、オープン戦は調整ではなく、結果を求められる。この時期のアピールが必要不可欠だ。ところが、大山、高山、中谷、糸原らは「本当にその球を狙っていたの? 違うだろう」と思いたくなるようなスイングが目立った。球の見極めもできていない。

 私は投手出身だから、対戦する側からの目線になるが、形が崩れた打者は、取り戻すのに時間を要する。悪い形は、思った以上に早く身に付いてしまい、克服するのに苦労する好打者を何人も見てきた。1打席1打席を、相当な覚悟で臨まないと、取り返しがつかなくなる。

 この光景をみて、心に余裕を持っているのは福留、糸井らベテラン勢。若手の底上げ、押し上げがなければ、実績組がマイペース調整で開幕を迎えてしまう。実績を超えるのは、現時点のアピールだけなのに。

 逆に投手陣はこの日好投した小野、さらには才木、高橋遥らが好投して確実に底上げができている。投手陣が順調な分、打撃陣の停滞が気になる。(サンケイスポーツ専属評論家)

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