13年8月14日の広島戦で、審判への暴言で退場となったマートン【拡大】
さぁ、いつものロサリオのホームランショーの始まり…という空気が流れる中、なにやら、ケージ横で“青空会談”が行われた。R砲が審判に近寄る。なんとストライクゾーンについて、質問攻めにしていたのだった。
「ストライクゾーンの外寄りはとるのか?」
ロサリオがバットでグラウンドに図を描く。メジャー、韓国、そして日本。その違いを問われたのは、柳田浩一審判員(51)だった。「ベースの上であればストライクです」-。答えは単純明快。もちろんストライクゾーンは世界共通だ。
ただ、最近ではマートンがそうだったように、日本に来る新外国人野手で必ずといってほどフォーカスされるのが、ストライクゾーンにおける認識の違い。相手投手と戦うはずが、審判と戦っていては野球にならない。
だからこそ、審判と事前にしっかり話をして、確認していくことこそ、大事だ。勤勉な助っ人の姿勢を、金本監督も「いいんじゃないの」と高く評価した。