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【佐藤春佳のスポーツブレーク】ヤクルトがあえて奏でる「不協和音」

【佐藤春佳のスポーツブレーク】

ヤクルトがあえて奏でる「不協和音」

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佐藤春佳のスポーツブレーク

 「不協和音」という言葉がある。

 国と国、人と人の何とも不穏な空気。スポーツ界で言えば、チーム内の誰と誰が不仲だ、首脳陣の派閥同士が対立している等々、決していい意味では使われない。

 もとは音楽用語。「協和音」と「不協和音」。西洋音楽で「和音」を作るとき調和して聞こえる音と、不快に聞こえる音がある。ピアノの鍵盤で、少し離れた「ド」と「ソ」、隣り合う「ミ」と「ファ」を同時にたたいたときを比べると分かりやすいだろうか。一般的には、2つの音=空気の振動の振動数の比、が単純なものほど調和性が高いといわれる。

 では「協和音」ばかり連ねていけば名曲が完成するのか。答えは否だ。記者が声楽を習う師匠いわく「そんな退屈な曲、ありえない」-。ベートーベンが最も愛したという交響曲第3番『英雄』は「不協和音」の巧みな配置こそが妙だという。耳に心地よく流れていく音の連なりより、不協和音が“フック”となり心をひきつけるというのは、分かる気がする。

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