2018.2.12 08:00

【星野伸之 緩急自在】甘い球見逃さない阪神・ロサリオの本塁打、能力相当なもの

【星野伸之 緩急自在】

甘い球見逃さない阪神・ロサリオの本塁打、能力相当なもの

特集:
星野伸之 緩急自在
1回、2ランを放つ阪神・ロサリオ=沖縄・宜野座(撮影・森本幸一)

1回、2ランを放つ阪神・ロサリオ=沖縄・宜野座(撮影・森本幸一)【拡大】

 (練習試合、阪神8-0DeNA、11日、沖縄・宜野座)ロサリオの2打席の内容には正直、驚いた。甘いボールとはいえ初球から振っていく積極性、タイミングを合わせられるセンス。いずれも大いに評価できる。DeNAとすれば、配球もバッテリー任せだったろうし、今の段階では“手伸びゾーン”(両肘を伸ばした状態でスイングができるゾーン)への投球だったはず。割り引かなければならない点もあるが、それでも甘いボールを見逃すことなく、本塁打できる能力は相当なものだ。

 これから他球団は両肘が伸びない内角球や、外角の逃げる球などを使って弱点を探ってくる。それにどこまで対応できるかだが、基本的には打席の中での柔軟性を問われる。私の現役時代に活躍したブーマー(阪急)やデストラーデ(西武)は2ストライクまでは引っ張り。追い込まれると右打ちやボールを粘り強く見極めて四球を奪った。外国人選手にはチームが打点を求める。だから三振か長打という打撃に陥りやすいが、ブーマーらは四球を選ぶ粘りを見せて淡泊さを消していた。ロサリオが追い込まれてからどんな打撃を見せるのか。そこで三振か本塁打か…という姿勢ではなく粘り強く四球を取れる打者ならば、他球団の投手にとってこれほど厄介な打者はいない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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