打撃練習に臨む阪神・糸井=沖縄・宜野座(撮影・村本聡)【拡大】
ツバメが気持ちよさそうに飛ぶ宜野座の空を、鋭い打球が切り裂いた。これが超人・糸井のパワー。170メートル弾の助っ人砲にもひけをとらない力強い放物線を、次々と描いてみせた。
「外で打てるのが、気持ちいいですね」
フリー打撃で66スイング中、24発。アーチの数は前日よりも1本少ないものの、注目すべきは連発「7」だ。もちろん今キャンプ最長。7スイング目から13スイング目まで、驚がくのサク越えショーを披露した。
昨春キャンプは右膝関節炎で別メニューが続いただけに、片岡ヘッド兼打撃コーチも「(とにかく)やり過ぎないこと。順調すぎて…」と思わず苦笑い。オーバーワークを避けるため、ブレーキをかけるのに必死だ。
「練習やから。せまいやんか、ここ」