2018.2.7 10:00

大島康徳さん、がん闘病中も衰えぬ野球への情熱 バッティングについて熱弁

大島康徳さん、がん闘病中も衰えぬ野球への情熱 バッティングについて熱弁

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女子社員コラム 言わせて系
がん闘病中の大島康徳さん(右)は、集まったハム戦士に体調について報告

がん闘病中の大島康徳さん(右)は、集まったハム戦士に体調について報告【拡大】

 【女子社員コラム 言わせて系】プロ野球の春季キャンプに先駆けた“球春到来”だった。元日本ハム監督で現在、がん闘病中の大島康徳さん(67)を囲む会が先月、行われた。

 舞台は元日本ハム外野手の嶋田信敏さん(57)がオーナーを務める東京・赤坂のカラオケスナック『UTA-NOB』(うたのぶ)。中日・田村藤夫バッテリーコーチ(58)、小笠原道大2軍監督(44)、前日本ハム2軍監督の田中幸雄さん(50)ら、当時のハム戦士や球団職員約15人が大島夫妻を激励し、私もお声がけいただいた。

 冒頭で大島さんが「この通り元気です。病名が病名だけれど、俺は何も変わらない。今まで通りのお付き合いを、よろしくお願いします!」とあいさつ。治療中とあってお酒ではなく、ウーロン茶での乾杯となったが、懐かしい時間に酔いしれた様子だった。

 2016年10月に大腸がんが判明し、肝臓に転移があるステージ4と診断された。手術を経て、現在は4週間に1度の抗がん剤治療を行う日々だというが、つややかな表情は当時の勝負師のままだった。

 「治療がうまくいっているんだと思う。一時は15キロ減った体重が今は手術前の76キロに戻ったよ」と笑顔で明かした。記者は1991年のシーズンオフから4年間、日本ハムを担当。複数の球団担当を経て大島監督誕生の2000年、3度目のハム担当となった。『囲む会』でも熱血漢の大島節は健在で、箸をバットに見立てて持ち、立ち上がってバッティングについて熱弁。昔よく見た光景が懐かしく、胸が熱くなった。

 かつて東京都内の大島邸によく取材にうかがった。緊張する私に対し、「大島をよろしくお願いします。また、いつでもきてくださいね」と和ませてくださったのが夫人の奈保美さん。18年ぶりの再会に、「懐かしいわね」と目を細めながら、大島ファミリーの日常を話してくれた。

 「パパは病気になってから、特別なことは何もしていないと言っているけれど、朝はプレーンヨーグルト、日中は野菜ジュース、就寝前はR-1ヨーグルトをとっているの。それと祭ちゃんに癒やされているわね♪」

 祭(まつり)ちゃんとは愛犬の11歳の雄のトイプードル。大島家のアイドルだ。ときに夫婦で祭ちゃんの散歩に行き、体にいいと思うことを話し合うおしどり夫婦。支えがあってこその復調だ。

 「きょうはありがとうございました。来年もキャンプ前に集まろう。その次の年も、そのまた次の年も。そのためにも、みんな元気で過ごしましょう。やっぱり野球はいいな。早く開幕しないかなぁ」。大島さんを中心に咲いた笑顔の花。球音とどろく春を、例年にも増して楽しみに思った夜だった。(山下千穂)

  • 「大島康徳監督を囲む会」
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