2018.1.29 13:00

【球界ここだけの話(1165)】阪神・藤川の考えは? 投手は「2段モーション」解禁で故障のリスク減る 

【球界ここだけの話(1165)】

阪神・藤川の考えは? 投手は「2段モーション」解禁で故障のリスク減る 

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藤川球児
サンスポ記者の球界ここだけの話
 2005年当時の藤川投手の投球フォーム

2005年当時の藤川投手の投球フォーム【拡大】

 1月上旬、国際基準に合わせるため、野球規則から「2段モーション」を反則投球とする日本独自の項目が消えた。振り返れば、本格導入は2006年だった。影響を受けた投手は少なくなかった。その中の一人、阪神・藤川球児投手(37)が当時を述懐する。

 「だめといわれて、(新たに)出力を上げる投げ方を探さないといけなかった。でも、次のシーズンで成績を残せた。結果が出なかったりすることに『そのルールがあるから』はいいわけでしかなかったから」

 05年にリリーフにおける勝利の方程式「JFK」の一角を担い、大ブレーク。優勝に貢献した。その矢先の出来事。克服が容易でなかったことは予想できる。それでも、翌年に63試合で5勝0敗、17セーブ、30ホールドを挙げ、防御率は自己最高の0・68。壁を乗り越えたことがいまに生きているという。さらに、持論を展開した。

 「投手は楽になる。(足を上げた状態で)“ちょっと止まる”というところの定義にはたぶん、甘くなる。それは、学生も含めた故障の防止になると思います。止まったらだめ、打たれる、パフォーマンスが出ない、故障につながる、という流れがあったので」

 球児が考える理想の投球フォームのポイントは足を上げた状態でしっかりタメを作ること。その投げ方が生み出しやすいルールとなれば、パフォーマンスが向上する。

 投球時の過剰な力みが抑えられることで肩、肘などの負担も軽減する。すなわち故障のリスクも減るというわけだ。

 ちなみに“当事者”が、かつてのフォームを復活させるプランを抱くのか。ルール改正直後の取材で、ベテランは含みを持たせていた。

 「いま、考えてない。また、そういうタイミングが来たときに浮かんでくるんじゃないですか。もしかしたら、こういう使い方ができるかも、とかはあるかもしれない」

 2月1日。球春の到来とともに各球団で2段モーション解禁は話題の一つになりそうだ。(小松真也)

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