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【相川亮二のインサイドワーク】阪神・マートンとの乱闘事件の真相

【相川亮二のインサイドワーク】

阪神・マートンとの乱闘事件の真相

特集:
相川亮二のインサイドワーク
マートンのタックルで相川はあおむけに倒れた

マートンのタックルで相川はあおむけに倒れた【拡大】

 マートンが二塁にいるときから、タックルに来たら「行くぞ」と決めていました。他の捕手を守る意味でも、引くわけにはいかなかったのです。

 捕手は捕球するか、しないかのタイミングで衝突されるのが一番危険です。身構えるだけの時間があればいいのですが、ボールに神経が集中しているときに吹き飛ばされると、一瞬何が起きたのか分からないほど。交通事故のようなもので、下手をしたら死ぬんじゃないかというぐらいの衝撃があります。実際、私も同じ年の4月6日のヤクルト-DeNA(神宮)ではブランコに激突され、左肩を脱臼骨折しました。

 2016年からは、衝突防止のための「コリジョンルール」が導入されました。ただ、運用方法には選手としても疑問を感じていました。

 本来は故意に接触していないか、走路を妨害していないかを「リプレー検証」できるルールのはずが、本塁上でのアウトセーフをチェックするようになってしまったからです。今季から監督がリプレー検証を求められる「リクエスト制度」が導入されますが、どう運用されていくのかに注目したいと思っています。

 昨年限りで現役を引退し、初めて野球をしないオフを過ごしています。今年から評論家として球場を訪れます。野球にはさまざまな見方がありますが、注目したいのは選手のメンタルや考え方の部分。プレースタイルから、選手の内面が見えてくると思っているからです。

 プレーから選手の内面を見抜きたいと考えています。当コラムでもお付き合いいただけたらと思います。(不定期掲載)

相川 亮二(あいかわ・りょうじ)

1976(昭和51)年7月11日生まれ、41歳。千葉県出身。東京学館高から95年ドラフト5位で横浜(現DeNA)入団。2008年オフにFAでメジャー移籍を目指したが、交渉が難航しヤクルトへ移籍。09-11年には正捕手を務めた。14年オフにFAで巨人へ移籍。04年アテネ五輪、06、13年WBC日本代表。17年に現役引退。通算1135試合に出場し、打率・260、69本塁打、475打点。1メートル83、86キロ。右投げ右打ち。独身。

  • 2013年9月14日、ヤクルト-阪神の六回、阪神・マートンは捕手・相川に体当たり
  • 中堅方向から見ると、マートンが両腕を捕手に突き出しながらタックルしていることが分かる
  • 激突の後、マートン(右)と相川は乱闘
  • マートン(左)に飛びかかる相川
  • マートンに立ち向かった相川。他の捕手を守る意味でも、引くわけにはいかなかった…
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