福留は会見で若虎にハッパ。1年やったくらいで満足するなよ!【拡大】
若手よ、自分に勝て! 契約更改した阪神・福留孝介外野手(40)は11日、若虎たちに対し、現状で満足するなと訴えた。
厳しい見方をすれば、たかが1年、だ。中谷も大山も糸原も…。来季、プロ20年目に突入する福留は彼らにとって、いかに克己心が大事になってくるかと訴えた。
「つかんだとか、つかみかけているとか、いろいろ感じている選手もいると思うんですが、それがホンモノになるというのは、まだまだ先。自分で自分に甘えることなくやっていってくれたらいいのかなと思います」
テレビ会見の最後。若手へのアドバイスを問われるとキッパリ言った。
たった1年活躍するだけでちやほやされる。自分に酔ってしまう。そして、1つのアウトに悔しさが薄れる。これが阪神。高山、北條、原口らの歯車が狂ったまま戻らなかったのも、これだ。
「今年、よかった選手が昨年の選手たちをみて『俺は何がなんでも1軍に食らいつくんだ』とか『絶対、また今年やるんだ』というところをまたみせてくれたら、それはそれでいい。今年、ダメだった選手たちがまた『クソッ、またやり返してやる』という気持ちをもってくれるのがいい」
チーム力向上のためには選手間の競争心が燃え上がるのが一番。もちろん福留も、負けない。