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野村沙知代さん、急死…克也氏に「手を握って」が最期の言葉

野村沙知代さん、急死…克也氏に「手を握って」が最期の言葉

自宅に入る野村克也氏=東京都世田谷区(撮影・山田俊介)

自宅に入る野村克也氏=東京都世田谷区(撮影・山田俊介)【拡大】

 昨年10月に自宅で転倒して骨折し、1カ月以上も入院生活を送った。退院後も毎晩、夫と行きつけの料理店をめぐって夕食をともにする日課は欠かさなかった。サンケイスポーツ評論「ノムラの考え」のためにナイターの取材をした夜も、迎えの車には必ず沙知代さんの姿があり、仲むつまじく深夜のレストランに向かった。

 「苦しみも何もなかったと思う。元気なまま逝ったよ。俺は『グラウンドで胴上げされながらポックリ死にたい』と話してきたけれど、かかあが俺の理想の死に方をするなんてなあ。感謝しかないが、まだ気の利いた言葉は出てこないよ」

 二人三脚で人生の荒波を乗り越えてきた最愛の伴侶を失った。雪が舞った夜、克也氏はカメラの前で「本当に何の苦労もなく、典型的な“かかあ天下”の家族でした」と振り返ったが、さすがに憔悴(しょうすい)した表情。気持ちの整理がつかないようだった。

野村 沙知代(のむら・さちよ)

 1932(昭和7)年3月26日生まれ。福島県出身。東京で育ったが、太平洋戦争で地元に疎開し、その後上京。野村克也氏と78年に結婚。タレントとしても活躍し「サッチー」の愛称で親しまれた。「夫の転がし方」など著書も多数。米国人の元夫との間に野球代理人の団野村氏、ケニー野村氏がいる。克也氏との間に生まれた克則氏はヤクルトに入団、現在はヤクルト2軍バッテリーコーチ。

  • 野村沙知代さん(右)と克也氏。仲むつまじい2人だった。写真は2011年2月、「孔子文化賞」授賞式でのもの
  • 8日夜、自宅前で取材に応じた野村克也氏(右)。息子の団野村氏(左)に支えられながらだった(撮影・山田俊介)
  • 2015年10月2日、ヤクルトのリーグ優勝は神宮球場で2人で見届けていた
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