阪神・望月のフェニックスL登板成績【拡大】
南国の地から、生きのいい若虎の声が聞こえてくる。前日の雨天中止で10年ぶりのみやざきフェニックス・リーグ優勝を決めていた2軍本隊が、無敗で締めくくった。最終戦は楽天に競り勝ち、有終の美。投手5人が1失点リレーと奮闘したが、一際輝きを放ったのが高卒右腕の2人。先発した望月が155キロを投げた。
「ストレートがシュート回転して、左バッターのインコースから中に入ってしまった。シュートした分、とらえられてしまった。力が入りすぎたし、ボールの質をあげていかないと。そういう面がまだまだです」
自己採点は厳しめだったが、着実にステップを踏んでいる。一回、先頭の田中にいきなり三塁打。2四球も絡み二死満塁とされるも、最後は西田を一ゴロに打ち取り立ち上がりをしのいだ。その後も若手中心のイヌワシ打線に3長打含む6安打を浴びるも、要所を締め4回を無失点。自慢の直球は自己最速タイの155キロを計測した。
八回に4番手で投げた来季2年目の才木も152キロを投げ、1回無失点。若き才能は開花の時を待つように剛速球を連発した。