2017.10.28 05:03(2/2ページ)

積極性見せろ!阪神・矢野2軍監督、初さい配で若トラにイズム伝えた

積極性見せろ!阪神・矢野2軍監督、初さい配で若トラにイズム伝えた

盗塁失敗でアウトになる阪神・陽川尚将

盗塁失敗でアウトになる阪神・陽川尚将【拡大】

 曇り空が広がる南国の地で、矢野2軍監督が初タクトを振るった。結果だけ見ればホロ苦デビューとなったが、試合前から矢野イズムを若虎にたたき込んだ。

 「失敗してもいいから、積極的な姿勢をみせてくれ。気持ちを前面に出すように」

 午前8時50分。グラウンドに登場すると、野手ミーティングで伝えた。

 サインを出さず、いかに積極的に動けるかを見た。2番手の田面が大量失点して一方的になったが、選手らは期待に応えようと動いた。

 九回、先頭の陽川が敵失で出塁すると、続く原口の3球目に二盗(結果は失敗)。原口も四球を選ぶと、投球がワンバウンドになった隙を突いて二塁を狙った。これもアウトになったが、指揮官は「いけると感じたらいけと言っている」。決して足が速いとはいえない2人が次の塁を狙おうとする姿勢にうなずいた。

 積極性は何もプレーのなかだけではない。九回になっても、ベンチで選手らは声を張り上げた。「ノッているときは声は出る。負けているときにいかに出せるか」。どんな劣勢でも、勝負が決するまで食らいつくのが金本野球。それは1軍も2軍も変わらない。メンタルを浸透させていくのも2軍監督の使命だ。

 「積極的にやろうとしているのは見えた。ここにいるメンバーはそれが一番、大事だと思う。継続してもらいたい」

 高山、北條、原口ら今季、1軍で定着しきれなかった若手にハッパをかけた。3年目を迎える金本政権。来季こそ13年ぶりのリーグ優勝を達成するために、矢野2軍監督がファームをより強化していく。 (竹村岳)

  • 矢野2軍監督(右端中央)は円陣で「積極的に」とハッパをかけた(撮影・林俊志)
  • 盗塁失敗でアウトになる阪神・原口文仁。=宮崎県宮崎市・宮崎市生目の杜運動公園のアイビースタジアム(撮影・林俊志)
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