2017.10.1 08:00

【小早川毅彦の打診球診】ことしの阪神を象徴する試合

【小早川毅彦の打診球診】

ことしの阪神を象徴する試合

 (セ・リーグ、巨人1-5阪神、24回戦、巨人13勝9敗2分、30日、東京D)阪神が2位を確定させた試合は、いい意味でも悪い意味でも、ことしの戦いを象徴していた。

 褒めたいのは一回の福留。一死二、三塁から、最初は安打、犠飛を狙う打撃をしながら、追い込まれると、相手の内野守備体形が定位置だということを頭に入れて二ゴロを打ちにいった。

 三走を生還させる、絶対に先制点を奪う打撃をしたのだ。リードした展開なら、自慢の強力救援陣が生きる。ことしの必勝パターンを信じての自己犠牲。4番打者が、この打撃をするから、阪神は2位になれたのだと改めて感じさせられた。

 逆に優勝した広島との差を感じたのが五回。二死一塁、福留の打席で糸井が二盗を成功させた。が、この二盗に意味を感じない。案の定、相手は福留との勝負を避けた。右変則派の田原が左の福留より、右の大山との勝負を選ぶのは当然。糸井は一塁にとどまって、福留の長打を期待するべきだった。阪神のしぶとい勝ちっぷりはファーストステージを勝ち抜く力を感じさせる。ただ、その後の広島との決戦では、状況判断など、細かなミスは絶対に許されない。(サンケイスポーツ専属評論家)

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